臼蓋形成不全とは

臼蓋形成不全とは

臼蓋形成不全(acetabular dysplasia)

変形性股関節症を持つ方はこの言葉は聞いたことがあると思います。
整形外科医の間では正しくは寛骨臼形成不全と言います。
一般の人には重要ではないことですが臼蓋は厳密には寛骨臼の上方部分の事を指します。
でも、今だに医療従事者の間でも寛骨臼形成不全は広まってないようですね。

臼蓋形成不全とは?

骨盤の臼蓋の発育が不完全なために、大腿の骨頭(骨の先端にある球状の部分)をうまく支えられていない状態を臼蓋形成不全といいます。

発育不良によって臼蓋が小さいと、大腿の骨頭を十分に覆うことができないため、体重のかかる面積が小さくなり、股関節が不安定になります。そのため軟骨がすり減っていき、股関節に痛みが出たり、亜脱臼を起こしたりします。

臼蓋形成不全の症状

臼蓋形成不全がある方にどれくらいの割合で痛みなどの症状が出るのかはわかっていません。

また、どのように痛みが出るのかというメカニズム自体も明確になっていません。しかし、臼蓋と骨頭がうまく噛み合っていないことにより、軟骨が損傷したり、筋肉部分の炎症が起こったりするのではないかといわれています。

発症年齢はだいたい20代後半から40代くらいの方が多く、妊娠や出産がきっかけで痛みが出たという方もいらっしゃいます。

・変形性股関節症の原因の80%は臼蓋形成不全によるものと言われています
・僕の治療院には中学生でも臼蓋形成不全と診断されて通っているの女の子がいます

臼蓋形成不全の原因は?

臼蓋形成不全の原因は遺伝的な要素が大きく、男女比はおおよそ1:9で圧倒的に女性に多くみられます。

また、逆子だったために胎内で股関節の成長が遅れて臼蓋形成不全になることもあります。

・本当に遺伝が原因なのか、ママのお腹の中で変形したのか、謎が多い病気です
・変形があっても症状が出ない人もいるため一生を通じて気づかない人もいます

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